
もはやこっちに来てから10日以上経ってしまったのだけれど,まずはとりあえず住処の話から.
今回の2ヶ月に及ぶ制作公演の滞在先は,大学の寮です.そう聞いた時には,結構ぼろぼろの古い建物を想像したのだけれど,それはどうも僕が京都大学の近所に住んでいるので,その寮のイメージから来た,根拠のないモノだったみたい.
実際来てみると,ここはもはや寮というより団地みたいな状態です.しかも結構新しくて内装も綺麗.
僕が今住んでいるのは4棟あるビルの内のひとつの12階で,8畳ほどのリビング1室と6畳程度の寝室が2室,台所と浴室兼トイレのついたフラット.もう少し広いフラットと,もっと大きなのが後ひとつ同じ階にあって,一番大きなフラットにはこの香港城市大学の教授の一家が住んでいる.
もちろんエレベーター付き,各部屋にはLAN回線が来ている.(しかし暖房器具はない..)
ここは九龍の山肌の中腹で,大学の主な施設が眼下に広がっている.僕は毎朝/昼兼用の食事は学食でとっているのだけれど,そこまで行くには160段の階段と緩い坂をてくてく5分ほど歩かなくてはいけない.良い運動にはなるが...
各棟の入り口はカードキーで開けて,しかも24時間警備員がいる.一階にはPCルームにプリンターも備え付けてあって,しかもちゃんと使える.
ずいぶん,「寮」のイメージが変わりました.
ただ,僕らが暮らしているのはゲストルームで,学生の部屋とはずいぶん違うようだけれど,まだまだ学生と話す機会は少ないので,どのくらい差があるのかは分からない.
でも,かなり大学生というモノの扱いが,日本と違うような気はします.
ちなみに,写真は僕の部屋から見える夜景.