So oo ooo cold

香港にも寒の戻りがあるのか,今日は寒い. 最低気温13度とかで,たいしたことはないが,ここ数日との落差で,かなり寒く感じる.それとも昨日までが小春日和だったのか?
明日もCCDCで朝10時半から練習.
町中は,どんどん旧正月に向けて,デコレーションなどの準備が進んでいる.何となく人々も浮き足立ってきている感じで,どうやらこっちでは,やっと本当に年が明けるようだ.
2月8日の深夜から9日の朝にかけては,みんな街に繰り出す様子で,僕らにもフラワーマーケット周辺が面白いぞとか,香港島で花火が上がるぞとか,色々教えてくれる.
誰かが言っていたが,太陰暦は季節/気温に正確だそうだ.太陽暦だと,季節感がずれとか.
旧正月が明けるとグングン暖かくなると誰もが言うから,やはりそれまでは寒さが戻ってくることがあるのかも知れない.

Sound editing

今晩は香港側サウンドテックのAnthonyが,僕らの部屋にprotools持参で編集に来ている.音のイメージが固まっている物から仕上げていくので,最初は快調.てきぱき出来上がって行くのは,見ていても気持ちがいい.
問題は,まだこっちもイメージできないでいるパートだ.何かが要るのは分かっているが,どんな音なのか見えていないところは,当然作業が難しい.
Anthonyが練習を見ていれば話は早いが,スタジオで仕事もしているから,なかなか見に来れない.練習風景のビデオや言葉では,どうしても的確には内容が伝えられないから,どのように作業を進めればいいのか,そこから考え始めなければいけない.
共同作業というのは,面白いけど難しい.
旧正月のデコレーションは,どれも真っ赤で派手だ.

Poon Choi returns

またまた寒い. この間,「いきなり暑くなりやがって」なんて書いていたのが嘘のように寒い.
すいません,もうあんな事は書きませんから,暖かくなって下さい...
今晩,またpoon choiを食べる機会があった.
どうも,ニューテリトリー周辺だけに伝わる珍しい鍋,という謳い文句は昔のことのようで,最近はそういうキャッチコピーでもって,年末は香港中でこの鍋を突いているようだ.
今日は寮生の忘年会みたいな物で,ちょうど珍しい奴らが滞在しているから,それを肴に鍋でも食おうという趣向で,僕たちがゲストとして招かれた.
といっても,テーブルの上にはアルコールは並んでいない.
ここの学生達は部屋の中では知らないが,食堂や外ではお酒を飲まないみたいで,今夜もコーラとファンタが行儀良く置いてあった.
そういえば日本でもこの頃の学生は,あまりがぶがぶビールやなんかを飲まないみたいだから,場所の問題じゃないのかもしれない.
この前の経験から,また食べきれないんじゃないかと思ってたら,さすが若者,どのテーブルも順調にたいらげていっていた.
今日初めて見た食べ方としては,煮詰まって残り少なくなった鍋には,レタスをガシガシ入れて,その上からお湯を足してさらえてました.
さすがに僕は,その頃には満腹で,どんな味かは知りません.
写真も撮ったけれど,いまは見るのもおっくうです.

Yesterday

昨日の話になってしまうが,また香港観光に出かけた.
日本から参加しているダンサー「坂本君」の弟の友人が香港人で,彼女たちが色々案内してくれるので,一緒に行きませんかと誘ってもらった.
この間の学生達とは,また違った切り口で面白いかも知れないと思って,二つ返事で楽しみにしていたのだが,ついうかうかと前夜というか昨日の朝まで,Arifと話し込んでしまった.気がつくと朝5時半で,3時間半後の9時には部屋を出る予定.
何でまたそんな無理して観光にとは思ったが,9時には坂本君が誘いに来て,先方はわざわざ近くまで迎えに来てくれて,色々プランを立ててくれているという話である.
それでまあとにかく行きました.
まずは,近くのティーレストランで,ほとんど呆然としながらお粥を胃に流し込んで,さて何処へ行くのかと言われるままにMTR(地下鉄)に乗り,とにかく乗りに乗り2回ほど乗り換えて,ほぼ空港の近くまで行き,そこからバスに乗り揺られること45分.ほぼ香港の西の果てかと思うところに立っていたのが,野外の仏像では世界一というふれこみの大仏.
もう勘弁して下さいと思いながら,200段の階段を上って座像の足下につく頃には,何だか無理矢理目も冴えてました.
麓にはちょっとした集落が広がって,高層ビルのない昔の香港という趣.
ここは,香港島や九龍とは違う島で(九龍は大陸だが),空港ができるまではこの寺の周辺以外は人が住んでいなかったそうだ.いまでは,ベッドタウンとして島の反対側は開発されているが,まだここまでは及んでいない.一大観光地らしいが,のんびりしたもんである.
それからは,当然のように飲茶に行き(どうも観光客の案内では,昼は飲茶が香港人の常識みたい),船に乗り2階建てのバスに乗り(乗ってる間は爆睡),九龍側から香港島の夜景ライトショウを見,テンプルストリートでシーフードを食べ,屋台を冷やかしつつDVD等を買い込み,もう帰ろうそろそろ帰ろうと思いつついつの間にやら夜中近く,結局部屋に戻ったら0時を過ぎてました.
面白かったけれど,ああ疲れた.

The fine day

View from my room

今日は,香港へ来て初めてというくらい晴れた.
高台にある集合住宅の,12階南向きの部屋に住んでいるので,日当たりは良いはずなのだが,毎朝起きるころに日がさしていた記憶がほとんどない.それが今日はカーテン越しでも,眩しくて目が覚めた.
快晴というわけにはいかないが,それでも青空が見えている.一月ぶりくらいの空である.
気温もどんどん上がって,日中は半袖Tシャツで十分.
明日は旧暦の大晦日で,なかなか気分がよろしいと思っていたのだが,ところが...
気温の急変のせいか,疲れが溜まってきているのか,ArifとDanielが倒れてしまった.
二人とも,ここ数日胃の調子がよくないといっては,あまり食事も摂っていなかったようだが,とうとう今日は限界が来てしまったらしい.
まあ長丁場だから,いろいろ起こってもおかしくない.
さいわいArifは病院に行ってもらった薬が効いたのか,いまは眠っているらしいし,Danielは地元だから,自分で医者に行くと言っていたし,まあ大丈夫だろう.
新年には,回復していることを願いつつ,今日はやけにぼぉーっと時間をつぶしている.
写真は,部屋のベランダから.

New year

明けまして,おめでとうございます.
といっても,香港の大晦日はわりに静かです.
旧正月というとすぐに出てくる爆竹バンバンとかは,政府が禁止しているらしく何処でも見られません.確かに,一度火事が起これば,ビルの上の方に住んでる人は助からないからなぁ.
今日・明日と稽古も休みで,思わず買い物に走る.大晦日の今日は,バーゲンも加熱する一方で,50%OFFの値段からさらに20%OFFになっているパンツなど,買い込んでしまいました.
その勢いで散髪にも行き,ずいぶんリフレッシュ.ヘアーカットの技術やそれに付随するサービスは,大昔から人間の生活の一部を占めているようで,その分バリエーションがあって面白い.
香港の散髪は,まずインド人らしきおねーさんに,ガシガシとキューティクルが丸ごと剥がれ落ちん勢いで,2回もシャンプーを使って洗髪されることから始まる.
その後たぶんリンスを使いながら頭や首筋をマッサージしてもらい,頭の皮がのびのびになるほど揺すられて洗髪終了.
カットはあまり日本と変わらず,適当にバリカンなど使いながら,さっさと片付ける感じ.ただ,カットのあとは,もう一度洗うことはなく,ヘアードライヤーで,顔に付いた髪の毛など吹き飛ばして,無事終了.
その後,晦日は大にぎわいというフラワーマーケットに,みんなで行きました.新年は水盆に球根ごと生けた水仙や鈴なりの小さなミカンの木,蘭やフォックスフェイスを飾るのが習慣らしく,それらを買い求める客目当てに風船や風車やオモチャを売る露天も並び,なかなかの賑わい.ただし,花以外はほとんどプラスティック製品しか目に付かない...
ちょっと残念な感じでした.花は見ていても楽しいのだが,どうもすべてがゴージャスすぎるというか,過剰に派手好みで,購入意欲が湧かずそのまま退散.新年早朝4時から5時くらいにマーケットに行くと,いまだ買い物客はいるものの,花は投げ売り状態で,ただ同然で花束を拾えるよと教えてもらったが,どうもそれまでは起きていそうにありません.
明日朝,目覚ましが鳴らないのはすごく嬉しいかな.
この2日はのんびり過ごします.
ちなみに,太陰暦というよりは,英語でLuna Calendarという方が,ずいぶんわかりやすくて好きな気がするなぁ.
ではでは,良いお年を.

route

新年・賀正(というのかどうかは知らないが...)
今朝起きてメールチェックしていると,プロバイダーのniftyからPhone2Phoneのお知らせが届いていた.要するにワールドワイドなIP電話サービスで,キャンペーン期間中につき3月9日まで無料とある.
仕掛けは単純で,まず各都市にあるアクセスポイントに電話をかける.場所によっては公衆回線だが,半数ぐらいはフリーダイヤルのポイントが設定されている.ちなみに香港もフリーダイヤル・アクセスポイント.
そこで,IDを打ち込んで,繋ぎたい国の国番号から電話番号を入れると,IP網経由で電話がかかる.
さっそくかけてみました.音声の品質は悪いが,確かにかかる.無料でした.えらい時代になったもんです.
ちなみに,僕と妻は香港へ僕が来る前に,エイヤッと携帯を買い換えている.機種変更したわけだけど,それは2M pixel クォリティーの写真が撮れて,SD videoの撮影も可能な3G携帯が発売されたからだ.日本国内では,送信可能なメールの送受信は,特定機種同士に限ってすべて無料,というキャッチコピーにのせられた面もある.
実際こっちに来て毎日使っているが,香港内の携帯へのローミング通話も合わせて,日本で使っているのと同じ感じで使える.
ただし,ただしである,3G国際パケット通信料というのが結構かかる.日本国内は無料だが(実際妻の携帯代は安い),外へ出ていろんなところを通って,香港の電話会社から僕の携帯に情報の包みを流すのは,かなりのお金がかかるわけである.
まあ,それだけ毎日,子供の写真やら動画やらを送ってもらっているからだが...
ところが,同じ携帯で撮れるSDヴィデオイメージは,携帯からは送れない.2分で5.6MB程度あるので,携帯で送れるメールサイズを軽く超えてしまうのだ.
これを,コンピューターからネット経由でやりとりすると,通信にかかる経費は,ほぼタダである.メーラーの送信ボタンをポイッと押せば,するすると送れてしまう.
もちろんプロバイダーに月数千円は払っているし,こっちでは大学が基本設備としてLANを組んでいるから可能なことではあるが,それにしても感覚的には無料である.
このblogにしたって,同じくタダである.基本サービスのひとつなので,プロバイダーと契約すれば,勝手に付いてくる.
これはいったいどういう事なのかと,考えてしまう.
もちろん,流れている情報の質には関係ない.そして,情報の量にも関係ない.
もちろん動画1時間とかのやりとりには困難が生じるかも知れないが,おそらく人的な尺度での多い少ないは問題じゃない.
ところが,携帯ではその量が,かなり人間的な尺度で決められて,値段に反映している.
そして,距離というよりは,世界のエリア/地域によって可能性と値段が決められている.
よく知らないからいい加減な物言いになるけれど,いまイラクの誰かと電話で話そうとすれば,かなりの手間とお金がかかるだろう.
そんな特別な地域じゃなくても,同室のJaeHyoやMugiは韓国やインドネシアに電話をかけるのに,かなりのお金を使っている.
これは,こういう人と人とのやりとりの方法が,大きく変わってきているからなんだろうか?サービスを何で量って価値にするかは,言いようによって何とでもなるということか?
遠距離間の交流としては,どんなルートを使っていても,いまだに音声と画像しか使ってないんだけどね.

Photogenic


新年を迎えるにあたって,近くのショッピングモールに設けられた,けばけばしいデコレーション.
まあ見るだに目出度い感じだが,どういう目的でこんなに其処ここに仮設されているのかと思っていたら,どうやら写真撮影のスポットらしい.
得てして多くのアジアの人々は,写真好きだ.ここ香港だけでなく,シンガポールやタイなんかでも,ウェディングドレスを着たおねーさんが,各所有名スポットで渾身の笑みを浮かべて,親族友人カメラマンのフレームに収まっているのを見ることがある.みんなそういうチャンスには押しが強いというか,そんなに日本では見ない光景である.
(結婚式場で,スモークモクモクの中,ワゴンに乗って上から降りてくるのは,あまり変わらないというかもっと凄い光景かも知れないが,今のところ僕の回りでは,そんなとっても目出度い結婚式は見たことがない...)
話は戻るが,とりあえず新年が明けて目出度いので,それを記念に人々はゴールドと真っ赤なモニュメントの前で,思い思いのポーズをとる.過剰とかやりすぎとかいうリミットはどうも見あたらなくて,とにかく派手なら派手なほど,数が多ければ多いほど,キンキラキンに輝いていればキンキラキンなほど,良いようだ.
でも,そんなに街中が新年できゃーきゃーいっているかというと,そうでもない.どちらかというと,この三が日はあまりあくせくせずに店も閉めてゆっくりしようや,という雰囲気が強い.親戚一同集まって,炬燵に入って蜜柑でもむきながらボーっとテレビ観て,ってな感じである.
思うに,クリスマスから太陽暦の新年を迎えて,ようやっと旧正月で,バーゲンに次ぐバーゲンで,観光客用にすべてのイベントをお祝いして,みんなちょっとゆっくりしたいのかもしれない.
そんなことを考えていたら,今晩8時から香港島の方でバンバン花火が上がった.
自室から見ていたので,それほど大きく見えなかったが,きっと近くでは物凄いスケールだっただろう.
とにかく派手,大きくて高く上がるヤツもあったけれど,締めは数で勝負.まるで壁が立ち上がるみたいに,同じ花火を無数に上げて,圧倒的な演出してました.
うーん,これは中国人の血の為せる技なのかな?