ずいぶん前,最初に香港に来るまで,僕は香港の人はみんな英語が話せると思っていた.いやぁ,すまんこってす,文化というか,そこに住む人達の根っこみたいなものには,あんまり考えが及んでいませんでした.ここでは,英語が話せる人も多いが,基本は当然広東語.まったく英語が話せなくても,十分暮らしていける.
でも,Danielなんかはかなり英語が話せる.Arifもいまはドイツを活動のベースにしていて,英語とドイツ語もかなり話せる.
香港,マレーシア,インドネシア,韓国,日本のメンバーで制作していて,どのようにコミュニケートをとるかというと,英語しかない.学生と話す時も英語.広東語が話せない僕たちは,何処でも英語.おかげで坂本君と話す時も,つい英語を使ってしまう.変な感じだ.
おかげで,あまり劇場では使わない英単語も覚えた.僕の英語は,基本的に劇場で作業をする時に使うモノか,メールで打ち合わせをする時に使うモノに限られている.中・高・大学と,英語苦手だったしなぁ.
ここ数日で覚えた単語,
interpreter
compromise
funeral
どうでしょう?
ハムレットがらみの作品を作っていて,わりと時期的に切羽詰まってきている感じがするかな?
しかし,アジアでの制作で,アジア系のメンバーしかいなくて,英語というのもおかしな感じではある.
どうだろう,何十年後かに同じような状況になったら,話しているのは北京語(mandarin)かな.