フランス2カ所での公演が終わって,昨晩Linzに移動.
Posthoffという劇場のレジデンス施設に泊まっているのだが,まあ学生寮みたいなところ.しかし,さすがARS ELECTRONICAの地だけあって,ネットには快適に接続できる.でもできれば,昨日まで滞在していた,Nimes/Franceにもう数日留まっていたかった.
南仏のNimesはもう暖かくて,古い街並みと美味しい料理・ワインが揃っていて,ホテルも味わいのある豪勢な部屋で,思わず仕事を忘れたくなってしまった.まるでスペインのような気楽さも兼ね備えた街で,それだけ魅力がある証拠に,観光客もすごかった.
フランスの底力というか,有名な観光地ではあるんだろうけれど,決して大都会ではない街の劇場が,日本からカンパニーを喚んで,しかもテクニカルもきちんと対応できる人材を揃えて,そして公演をしてお客さんが600人程度は来るという状況に,改めて感心した.素晴らしい街ではあるけれど,決して大きくはない,旧市街は30分もあればひと周りできるようなところでこういう事ができるとは...日本では難しいだろうなぁ.
最初の公演地Chalonsにしても,街の規模は同じくらい.スタッフや設備も申し分なかったし,客席も満員だった.
そしてLinz.今日はイースターのお休みなので,どこもかしこも閉まっているらしい.その街に出るのも,ちょっと面倒な場所で,ネットだけは自由に通じるというのも,何やら皮肉な感じ.
写真は,ChalonsとNimesの劇場とスタッフ,そしてホテルの部屋.