A lighting design for the exhibition

不思議な縁で、展覧会の会場照明デザインをさせてもらった。
場所は、パリの日本文化会館。その展示ホールで6月24日まで開催されている、「L’air de rien – nouvelles pistes pour l’art contemporain japonais」という日本の現代美術展の照明を担当。
以下に、パリ日本文化会館のサイトにある紹介文をコピーすると、
『未来への回路〜日本の新世代アーティスト』展
1990年代半ば以降に注目を集めた11人の若手注目アーティスト(福井篤、廣瀬智央、明和電機、村田朋泰、中村哲也、佐内正史、齋木克裕、須田悦弘、束芋、高橋信行、横溝美由紀)による絵画、彫刻、写真、ビデオ、インスタレーションといった多用な表現を、特定の傾向やスタイルに焦点をあてるのではなく、モノづくりへの丹念な取り組みという視点から紹介する。なお、本展覧会は国際交流基金(ジャパンファウンデーション)主催により会館のみならず欧州各地において巡回展示される。
http://www.jpf.go.jp/mcjp/feat/index.html
というもの。
今回は、先に会場デザインの方がいらっしゃって、その方と二人三脚のような形で作業を進めた。
楽しかったし、それなりの形にできたとも思うのだけど、無事展覧会がオープンした矢先に、前にも書いたようにMacG4がクラッシュ。そのせいで、紹介がずいぶん遅れてしまった。
会場の構成が、大胆に太陽光を入れているエリアもあり、そこでは人工の照明は手も足も出ない。ならせめてもと、日が沈んでから真夜中近くまで、逆にその窓を利用して、会場内の様子が、揺れ動く光と変わり続ける色で、外の道から見えるようにプログラムしてみた。
写真は、その様子を外から撮ったもの。
実はすぐ横に、21世紀になってからずっと、ギンギンにライトアップされているエッフェル塔があって、その迫力には悔しいかな及ばないが、それなりに目立ってます。
展覧会の内容も、多岐にわたる作品が集められていて、なかなかいいセレクションだと思う。それに合わせて、照明も変化を付けてみたので、もし機会があれば見てみてください。

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