6月10日
Hue公演最終日.
Hueのフェスティバルの観客管理は変わっていて,会場である王宮跡に入る時に受け付けがあって,その後は中に幾つかあるステージを観客が自由に行き来できる.ディズニーランドのようなテーマパーク方式とでもいうのだろうか.
結果,多くの子供を含めたお客さんは,あらかじめ知らされているスケジュールというよりは,音に反応してそこら中をうろうろする.
つまり,あっちのステージから大きな音が聞こえてきたらそちらに向かい,また違う場所から面白そうな音が聞こえたらざざざっとそっちに行く.各ステージに仕切りはないので,観客は客席側のみならず,舞台裏からも,舞台袖横からもぞろぞろ歩いてくるし,公演中も自由に移動する.
最初Hueについた時に,僕らの前の公演(ジャズ・フュージョンのコンサート)を,同じ舞台で見た時には,正直その野放し状態にあきれた.子供は走り回り,携帯に大声で話してるおっちゃんは居るは,人の出入りは激しいは,とても大変な感じだった.
それが,同じように決してマナーができているとはいえなかったけれど,同じ舞台でおこなった公演を,かなり熱心に観てくれるお客さんが沢山いて,それだけでもこのフェスで公演したことは,とてもよかったといえる.
夜の闇が降りて灯の入った舞台は,かなりのクォリティーを保っていて,周りの喧騒にも負けずに舞台の魅力を発散していた.
写真はかなり暗くなった頃の舞台リハと,撤収が終わったところ.