レバノンは,相当酷いことになっている.
しかしあくまでもイスラエル擁護を続けるアメリカを見ていると,何が世界の警察かと...
党派を問わず,ユダヤ資本のロビー活動に議員生命をコントロールされている政治家しかいない国が,世界で唯一の超大国であり我らが日本の庇護者にして世界正義の体現な訳だ.要するに村の警察職員すべてが,ヤクザの組の世話になっていて,そいつらのすることは見て見ぬふりと...そんな世界に住んでるばかりか,その警察の末端組織の一員な訳ですな,僕ら日本国民は.
今回のイスラエルの暴発は,占領地からの撤退に反対するイスラエル政権右派による,計画的なものだとか.何とか中東諸国との平和的共存路線で国を維持しようともくろんでいた,シャロンのプランは吹き飛んでしまった.そのプラン自体,既にどうしようもないものだったけれど,いまの事態は輪をかけて悪い.
キリスト教徒も多く住むレバノンの攻撃に関して,アメリカのキリスト教原理主義者が,反対しないばかりかそれを容認し煽っているように見えるのも,頭がいかれているとしか思えない.そんなに,イスラエルが大戦争に突入することが大事か...
衛星放送で観ている限り,アメリカ・CNNとドイツ・ZDFはイスラエル側からのレポートばかりでレバノンの状況をなんら伝えていない.CNNなんか今朝の時点で「レバノンでは少なくとも1名以上の死傷者が出た模様.」とか言っていた.イギリス・BBCとスペイン・TVE並びにアメリカ・ABCは,レバノンに入った国連スタッフのレポートを流していた.
今日は,日本のニュース番組を見ていないけれど,この国ではどこまで報道されていたんだろう?
いまの日本人が,デモなどの街頭での直接行動を苦手とするなら,無理して出なくてもいい.街に出ることだけが抗議の手段じゃない.とにかくどんな方法でも,反対表明をしていかないと,僕たちはヒトゴロシの片棒を担ぎ続けたまんまだ.