Armona

Main_stBeachStreetSunsetMidnightFisherman
9月19日・20日:
Faroで出来る仕事も,だいたい一段落したので,近くの島に一泊で遊びに出かける.他のメンバーはみんなLisbonかその辺りにいるようで,久々の一人旅である.といっても,Armonaというその島は,Faroから電車で15分の隣町でフェリーに乗り換え,そのから20分程度の船旅.ただ,電車は1時間に1本,フェリーに至っては1日4便と,なかなか近くて遠い.
前日18日の午後に,2時間ほどの干潟ツアーに参加し,その行程で訪れた沖の無人島がかなり良かった.出来れば島で一晩過ごしたいと思ったのだが,宿はおろかキャンプサイトもなく,島に留まる事は出来ないという.それでまああきらめたんだけど,その近くの別の島であるArmonaにはバンガローがあると聞き,とりあえず出かけてみる事にした.
島といっても干潟の延長で,潮が満ちても沈まない土地が外海に向かって出来たという風情.そこに漁師さんやら,行ってみて分かったのだが,かなりの数のリタイア組み(年配のカップル)が,ゆったりとかわいい小さな家を建てて住んでいる.僕は実は沖縄の竹富島のファンだが,勝手にArmonaをポルトガルの竹富島と呼ぶ事にした.
島には背骨のように細いメインストリートが走り,その両脇に家が並び,港からまっすぐ20分も歩くと反対の端には綺麗なビーチが広がっている.
もう夏も終わりというからか,ビーチには人少々,鳥たくさん,犬1匹という状態で,爽快な事この上ない.水はかなり冷たかったが,まだ日差しは熱くて,泳げないことはない.
バンガローは,ちゃちい割には結構な値段だったが,小屋の裏にはまた違う浜が広がり,夕方の引き潮時には,島のジイサンたちが潮干狩りをしている.
数件ある食堂の一つで食べた,アサリのチャウダーも旨かったし,夜中に真っ暗なビーチで見上げた星空も凄かった.あんなにはっきり天の川が見えたのは,ここ以外ではオーストラリアの砂漠かヒマラヤのラダックか...
興に乗って早起きして,朝日を見に行くと,漁師さんが岸近くで腰まで水に浸かって漁をしていた.どうも,砂を掻き分けて貝を採っているらしい,しかしあの水の冷たさに短パン素足とは...頭の下がる風景でした.
そのうちいつかまた,数週間家でも借りて夏休みしてみたいもんだ.
写真は,島のメインストリートとビーチ,点々と並ぶかわいい家というかその前庭と,バンガローの裏手の浜の夕暮れ,そして夜中の村中と朝の海.

3 Replies to “Armona”

  1. >そのうちいつかまた,数週間家でも借りて夏休みしてみたいもんだ.
    その話、乗った!!!

  2. [ダンス]「Refined Colors」の欧州ツアー

     ダムタイプの照明家、藤本隆行さんの個人プログEvery dog has his day(http://kinsei.way-nifty.com/dogs/)で9月のお薦め芝居(http://d.hatena.ne.jp/simokitazawa/10000609)でも取り上げたMonochrome Circus+藤本隆行「Refined Colors」の欧州ツアーの模様が紹介され…

  3. よっしゃ!ちょっとググったら,何件かレンタルハウスがあったよ.一週間単位の貸し出しで,8万円から20数万円の幅.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です