ほぼ毎朝,地下鉄で1回乗り換えて駅から10分ほど歩いて,約45分の通勤をしている.
時間は9時前から11時ごろまでとまちまちなのだが,ほぼたいてい一杯の乗客である.東京や大阪なんかでもそうかもしれないが,京都ではこんなにどの時間でも一杯という事はない.帰りは,タクシーの事も多いが,たまに22時とか23時ごろに地下鉄に乗ってもやっぱり一杯.
どの時間帯でも,日本みたいに異常に皆さんダークスーツで,夏でも・秋でも・冬でも・春でもほぼおんなじような格好の男性ばかり,という事はない.僕が乗るどの時間帯でも,老若男女様々な人種のとりどりの格好をした人が乗っている.
なので,表示もこんな感じ.英語に北京語にマレー語とヒンドゥ語と,ほぼたいてい4カ国語表記.
つくづく,日本はモノカルチャーだなぁと(単一民族というわけではないのに),何だかみんな同じ方向を向いている気がして怖くなる.
制作は,ただいま音や映像が出来てくるのを待っているところ.照明は,毎回仕込むので,極端な事をいえば僕のプラン次第で毎回セットアップも変えられるし,LEDだと色も動きも簡単にアップデートできる.
しかし,音も映像も変更可能だとはいえ,一度作って組み込んでしまうと,そうそうは作り替えが利かない.その分初期クリエーションに,莫大な時間がかかる.
でもそのかわり,ツアーなんかだと,圧倒的に照明/舞台の仕事量が多くなる.何しろ,毎回セットアップしてはバラす物量が違う.という感じで,いつもクリエーションの中盤にさしかかると,他のエレメントの出来上がり待ちになる.今回のプランを描いて,スクリーンや灯体を吊り込んだ時点で,実は照明の仕事の半分くらいは終わっているのだ.