A long holiday 2

京都に生まれて,このところ年々京都が好きになってきたと,ずいぶん前に書いたが,連休の京都はいささか話が違う.
何処に行っても人ヒトひと.
来て頂いてありがとう,と言いたいところだが,どうも僕個人的にはあの溢れ返る人とは,関係ない所にいる気がする.実は,目を家族や親族に広げれば,観光客の人々にけっこうお世話になっているのですが...
なので,まあ出来るだけ人混みにあわないように,あまり人の来なさそうな所に的を絞って,この3日間娘と散歩に出かけた.
5月3日は,逝ってしまった金魚のぐるぐるを埋葬する為に,疎水の横を沿って行って鴨川へ.冷泉通りが鴨街道に突き当たる所に小さな児童公園があって,そこの桜の樹の下にぐるぐるを埋める.
4日は,吉田山の頂上近くにある公園へ.ここには,道さえ知っていれば自転車で来れる.黒谷から真如堂経由で,なかなかに良い道.途中,時代劇を撮れそうな所もある.公園の近くには,茂庵さんというなかなかに優れもののカフェもあり,存在を知らずにたどり着いたら,相当嬉しいだろうなと思うような,隠れ家的(でもきっと雑誌とかで有名な),場所である.今回は,娘と二人だけだったので,茂庵さんには寄らず公園でお弁当を食べて帰宅.
家人は観光地の仕事場で働いているので,こういう時期ほど書き入れ時なのだが,忙しい合間を縫ってピクニック用のサンドイッチ・ランチを作ってくれていたので,それを娘とほおばって帰ってきた.いやぁ,ご馳走さんでした.
5日は,蹴上のインクラインの線路を登って,上がり切った所の児童公園へ.途中,蹴上の浄水場のツツジ祭りの様子を右手に見つつ,あちらとは打って変わって人の少ない道を歩く.そして公園で遊んだあと,水楼閣へ.この,蹴上の水力発電所から南禅寺の水楼閣へ抜ける道は,派手さはないがちょっとスリリングな散歩コースで,歩いているのが人造の水路とそれに付随する歩道だと思うと,その建造に要した労力に感心する.
水楼閣に出ると,そこはすごい人で,改めて観光地に住んでいることを実感.
別に不平不満は言いません.きっと,いくばくかは,この人出が僕の生活にも関係しているんだろう.
願わくば,そのいくばくかのお金でも岡崎の動物園にまわっていって,もっともっと動物にとっても面白そうな施設に変わることを望む.

One Reply to “A long holiday 2”

  1. 動物園の件、その通りです。
    プラハ級のでかさがあれば問題ないのかもしれません。
    しかし、入って右のきりんの横くらいに「ヒト」っていうコーナーあってショックでした。

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