アートスクエアーでのesquisse quartettoコンサートは,楽しく終了.LED12灯だけ,仕込みからオペレーションからバラシまで,一人でできる範囲の仕事としては,それなりにうまくいったと思う.これもLEDの特性を活かしたといっていいかな.
帰りに,長年良いデザインのモノを探していた,ブタの蚊遣りに遭遇.速攻で購入.今は,ウチに鎮座ましましている.なかなか可愛い.
6月1日は,とある照明のシンポジウムに参加するが,これが非常に残念な感じのもの.
会場は大学で,産学協同何ちゃらとうたっているが,まがりなりにも劇場舞台関係のメーカーが主催して,それなりのゲストや世界初お目見えの新機材のデモなんかあったわりには,舞監もMCもいない.自分が参加しておいて,悪口を言うのもダメな話だと思うが,いい加減なことをしていては,「こんなもんで良いのか」と学生は世間をなめるし,お金を出してる企業も報われない.まあ,企業は自業自得だが...しかし,そこのお客は舞台やテレビの業者さんつまりその手のプロが多いわけで,そんなことは百も承知のはずなのに,あんなイベントの仕切り方をしてしまうのは,ヤバすぎるんじゃないかなぁ.
学生と業界のプロの両方を,ちゃんと満足させるための補助線にアートを使う,というのは良い考えだと思うけれど,それ相応の覚悟で取り組まないと,どちらからも突き放されてしまう.その辺りがわからない,舞台関係のメーカーって???
まあ僕としては,かなり好きな会社であるHigh End Sysyem社のCEOやテクニカルの方といろいろ話せたし,それぞれに活躍中の皆さんの仕事も垣間見れたので,収穫はあったんですけどね.
Gyoza
めずらしく,家族が揃う日曜日.(普通は,平日に休みをあわせることが多い)
突然強い雨が降る変わりやすい天気だったので,外に遊びに出るのはやめて,ウチで昼ご飯に餃子を作ることにした.「こどものとも」のわりと新しい号に,姉弟が餃子を皮から作る絵本があって,それがこのところ娘のお気に入りだったので,それじゃあ実際にやってみようかと.
ずいぶん前は,手打ちパスタなんかも作っていたことがあるのだけれど,このところ仕事に追われて,洗濯くらいはしても料理は妻に任せっきりの毎日だったので,久々に一緒に食べ物を作った.
やってみるとやはり面白い.例えば,手で広げた皮は,やはりどうがんばっても麺棒で伸ばしたものより厚く,それは皮だけの見た目ではわからないのだけれど,水餃子なんかにして食べてみると,如実に口の中で違いがわかる.手で伸ばした厚ぼったい皮の餃子は,それはそれでネパールの餃子(モモ)みたいで,ボリュームはあるのだけれど,やはり皮が薄くてきゅっと餡を包み込んで締まっているのは,なぜだか洗練された感じがする.
娘も大層楽しかったようで,昼寝から起きた第一声も「餃子美味しかったね!」だった.食いしん坊...
夕方には,3人で近所を少し散歩して,なかなか初夏の穏やかな日でした.
そろそろ今年前半の,ゆるゆるとした日々が終わろうとしている.
後半は,いま見えている限りでも,なかなか疾風怒涛.
詳細は,またおいおい.
true_YCAM residence 01
すでに山口情報芸術センター(YCAM)の情報誌で発表されたが,8月にパフォーマンス作品を滞在制作して,9月1日(土)に初演します.
タイトルは「true/本当のこと」,参加メンバーは下記のようになってます.
true creation member :
振付・出演: 白井剛(発条ト/AbsT)
振付・テクスト・出演: 川口隆夫(Dumb Type)
ディレクション・照明: 藤本隆行(Dumb Type)
音響・映像・ビジュアルデザイン: 南琢也(softpad)
音響・プログラミング: 真鍋大度
映像・プログラミング: 堀井哲史(rhizomatiks)
機構設計: 齋藤精一(rhizomatiks)
石橋素(DGN)
センサーシステム: 照岡正樹(VPP)
衣装: 北村教子
この,僕的にはかなり豪華なメンバーで,YCAM公演は一回のみ.皆さまお見逃しないように.
それで,一昨日から8月製作の実験をするために,山口に滞在中.YCAMに籠もるのは久々だが,製作のしやすさは以前と変わらない.もちろん,よく知っているというのもあるし,設備が良いというのもあるけれど,やはりこういう劇場やアートセンターを支えているのは,結局は中のスタッフだなぁということを,改めて実感する.
一緒に作っている,という感じがするのですよ.
乞うご期待.
First-Class Barbarian
true_YCAM residence 02
あっという間の一週間.
フライヤー用の写真撮影を軸に,いろいろ試すことができた.制作に入ってしまうと,とてもあんなふうに,撮影に時間を割くことはできない.
まだパフォーマンスの具体的な内容は,ほとんど決まっていないが,写真用のビジュアルを作っていくというのは,服や明かり.人のポーズや小道具など,ある意味公演のためのガイドラインを作ることにも近いので,かなり夢中になってしまった.その分,音はおいてきぼりになった感があるが,まあM鍋氏との制作は,かなり場数をこなしているので,何とかなるでしょう.それよりも,もう一人の音響担当のMナミ氏に,早くビジュアルデザイン作業から音制作にシフトしてもらわないと...