Philadelphia

Sun_dawn
今日は家族と,鞍馬から貴船に歩いて,その後また叡電で鞍馬に戻り温泉に浸かり,汗を流したあとは駅近くのオーガニック・ティーハウスでくつろぐ.4歳に近づく娘は,鞍馬から貴船までの山道を,歩き通した.父ちゃんがいない間も,成長しちょります.母子でがんばってるわけですな.
久々の山歩きは,鈍った身体には足がガクガクするほどで,その間に汗をかいた後に温泉でぶわーっと流して,ようやく身体がいつもの状態に戻り始めた感じ.
8月初めからの日々は,楽しく面白く,その分特殊で忙しく目が回るような時間だった.
まずは,砂さんのソロで,デスクワーク中心だった今年前半の僕の身体を舞台寄りに調整.
その後3週間は,YCAMでどっぷりクリエーション.自分の選んだクリエーションメンバーで,いちから舞台作品を作り上げるなんて,一生にそう何度でもあるもんじゃないと思っているので,日々その時間を堪能.自分の能力では手も出せないようなイメージが,何人かの手を経て,思いもよらない形で舞台上に現出するのは,何ものにもかえ難いほど面白い.
その結果,なんとか「true」というパフォーマンスは人前に出せて,これから更新していける感じになった.
と,ここまでは良かったんだけど,その後が大変.
思ったように身体が動かない,というのとはちょっと違う気もするけれど,何だかねジイサンになったということでしょうか...
true公演翌日に,長らくお世話になったYCAM_StudioBに別れを告げて,公演を観に来てくれた家族と京都に戻り,自宅に一泊.翌日朝に関空に向かい,昼の便でDetroitからPhiladelphiaへ飛ぶ.EaさんのDrought and Rain Vol.2@Temple University Live Arts festivalのため.
http://www.livearts-fringe.org/2007/details.cfm?id=1098
アメリカね,どうも大変なんですよ.水があわないというか,たぶん時差がきついせいか...でも今回は,そんなレベルじゃなくて,僕の怠惰というか反応の遅さで大変な目に遭いました.おかしな事が起こった時に,その原因を探り当てて対処していくのが,何事につけプロフェッショナルに求められる能力だと思うのですが,そういう力が疲労からか思った以上に減衰していました.
すいません,Eaさん.(Philadelphiaでの惨状は,忘れないためにも後日レポート予定.)
それでまあ,最後まで時差ボケと数々のアクシデントに四苦八苦しながらも,優に予想の2倍はあるハンバーガやオムレツやフレンチポテトなどを朝に昼に夜中に喰らいながら,青息吐息でEa Sola公演@Philadelphiaを終了.10日の昼前に現地を出て,11日の夜に関空に着くという,どう考えても半日くらい損したようないつもの時差マジックを体験しつつ帰国.
帰国からほぼ一週間経つけれど,ようやく自分の体の現状を認識できてきた感じ.かなり疲れていたようです.
頭では,「疲れてる」と思ってたんですが,それがどの程度か鞍馬で実感しました.つまりは回復のきざしか.
それでようやく,日常に戻ってきた感じ.
写真は,時差ボケの証というか,ホテルから見た朝焼け.朝でも夕でも普通は見ないです.寝てるか劇場で仕事してるもの.