Pasta

Pasta
久々にパスタを作った.
もう,ずいぶん昔に買ったパスタマシーンがあって,生地を伸ばすのも麺に切るのも,ハンドルを回せば出来る.それに,今日はじめて妻にやり方を教えてもらったが,ウチにあるフ−ドカッターで,生地を捏ねるのもうまくできる.こりゃ便利.
といいつつ,ちょっと工夫が必要なのが,娘がアレルギーの為に卵を受け付けない.饂飩や餃子の皮なら卵は使わないが,パスタを打つにはたいてい「強力粉300グラムに鶏卵3個」とかが基本だったりして,ちょっと困る.そもそも,あまり天気の良くない日曜日に,娘と遊べるアトラクションとしての,パスタを打って昼ご飯,なのだ.最後に美味しく食べられないと,作った意味がない.
そこで代用に,トマト缶のジュースとオリーブオイルを使って,強力粉を捏ね始める.分量は,卵を使った時と同じ比率で,粉300グラムに対して150グラム(鶏卵1個分を500グラムとして考える).
結構綺麗な色が生地について,なかなかよろしい.
「うわー,ペールオレンジやぁ〜」と娘が言って,ちょっとびびる.「どこで,教えてもうたん,そんな色の名前.」「うん,保育園のクレパスにあんねん.」
お洒落でんなぁ,今どきの子は.
で,鶏卵を使った時よりは,なかなか生地が堅くて思うように伸ばせず苦戦しつつも,粉を打ち始めてから2時間弱で昼ご飯にありつく.こういう事をするといつも思うが,経験値や情報量を高めるという目的がない限り,市販のパスタや餃子の皮を使った方が,経済効率は絶対高い.
特にパスタは,お米を研いでご飯を炊くより,形にして食べられるまでにかなり手間と時間がかかるし,それに乾麺のスパゲッティやマカロニなどがあまりにもポピュラーで,これはもともとそういうもんだとの認識が定着している.
でもね,大仰に言うと,食べ物の成り立ちを理解するには,饂飩もパスタも蕎麦も,打ってみないと分からない.結構簡単です,だからこそ常食というのか,今の感覚だとご飯を炊くように,主食にしたのでしょう.もちろん,小麦の栽培効率というのも,重要な理由でしょうが.
パンを焼くのも,同じですね.ご飯を炊くぐらい簡単にパンを焼く.でなきゃ,毎日その作業をするのは無理.もしくは,豆腐屋さんみたいに,どこにでもあると...
これは,興味深いなぁ.日本だと,豆腐もパンも,専門職というか,近所に必ず製造業専門職が存在するものになっているけれど,日本以外はどうなのだろう?
豆腐はともかく主食のパンは,メインのポジションを守るためには,自宅でも簡単に作れるという事が,かなりポイント高いと思うのだがどうでしょう?
写真は,トマトを練り込んだタラッテリア(自家製)

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