松も取れて,そろそろ動き出さないと.
実は,大きな仕事が一本飛んでしまって,今年前半かなり暇になりました.たぶん,金融危機は関係ないと思うのですが,いきなり時間ができてちょっと呆然としているうちに,あっという間に一週間ほどが過ぎる.
でもまあ,ずっとお正月で,のほほんとしているわけにもいかないので,ゆるゆると動き始めるが,いまいち進まない.で,とにかくわぁっと勢いで,MacBookをLeopardにアップデートしてみる.
実は,true@NY公演の時に,Leopardを買う必要があって,どうせそのうち使うからと,私費で購入していた.音響のインターフェイスのドライバーが,OSのバージョン違いでうまく動かず,その解消で買ったんだけど,思ってた以上にLeopardはすごかった.問題のパートが,うまく再生されるようになっただけにとどまらず,全体的に何気に聞いていてもそれとわかるくらい,音質が向上した.
ハードがまったく同じでも,ソフトが替わるだけでこんなに違うとは...まだまだいろんな可能性があるんだろうなぁ.
まあ,それはともかく,そういう訳で去年からLeopardは手元にあったわけだけど,いくつか仕事に必要なアプリがLeopard上ではうまく動かないという噂もあり,なかなかそれらをアップデートする時間もなくて,ずっと棚上げしていた.でも,いちおう,少しずつ準備はしていたので,一気にそれらを全部インストール.
それで,インストールは,実は結構時間がかかるけど時間を持て余す.昔のMACみたいに,ポチッとボタンを押すと,あとは手も足も出ずにプログレッシヴ・バーがジリジリと進んで行くのを見守るのみ.
なので,これもずいぶん放ったらかしにしておいた,HDDがいかれてしまった家人のiBook G4の修理にとりかかる.ところが,これが物凄く難しい.いまどきのMacノートに比べたら雲泥の差.HDDにアクセスするまでに,何本のネジやシャーシ,もう一度はめるのが至難の業のコネクターをはずしていかなくてはならないのか...しかもネジの長さや大きさもいろいろバラバラ.なんだろね,久々に手を動かしました.
そうこうするうちに,Leopard本体のインストール終了.そく,確認のために,MailとアドレスブックとiCalを立ち上げてみる.いちおう,数日前に全てのバックアップはとったんだけど,やはり気になる.と,どうした事か,Mailが真っ白!各フォルダーは見えるけれど,中身は何も見えない.
慌てて,ユーザーのライブラリーをチェックすると,いちおうMail boxの中身は存在していて,ちょっと胸を撫で下ろす.数年前に,Meilとアドレスブックの中身が,綺麗さっぱり消えた事があるしね.
で,いろいろやったんだけど,結局,ライブラリーのMailフォルダーをディスクトップに出して,Macを再起動,いったんMailを立ち上げてから閉じて,それで新しくできたライブラリー内のMailフォルダーを,ディスクトップに出しておいたMailフォルダーで上書きしたら,全てのメールが見えるようになった.
でも,Mail内の各フォルダーに,白いのと灰色のがあるのですが,これは何?
で,やれやれと,iBook G4に戻ると,今度はPantherの新規インストールができない.G4だし,OS 10.3.は入るはずなのに,何度試しても画面に「駐禁」みたいなアイコンが...
うーん,確かiBook用のインストールディスクがあったような...しかし,何で,正規で購入したPantherのインストールディスクがダメなのかね.何じゃiBook?
ブチぶち文句を垂れながら,家人に「おまえの,インストールディスクは何処じゃ!?」と,問いただしていたら,僕の引き出しからでてきた...うーん,陰謀の匂いがするが,いったい僕をどうしたいというのか.
が,インストーラーが出てきたのはめでたい.
という訳で,めでたく,G4も復活.
いちおうそれだけじゃなく,日曜には娘の自転車走行(補助輪付き)公園15周に付き合ったり(家人と2人で,半々でチャリンコの横をジョギング),段ボールでぬいぐるみの家を作ったり,trueのテック・ライダーをアップデートしたりと,盛りだくさんな週末から週明けで,ようやく仕事モードになってきました.今週末からは,Linz/AustriaとAngers/Franceに出稼ぎ.
Linz-Angers
1月24日に関空からLinzへ向かって,その後26日にLinzからフランスのAngersへ.Linzは,打ち合わせ.仕事が決まったら,また詳細はのちほど.
Angersでの仕事にあわせて,Linzの打ち合わせを設定してもらったので,少しスケジュールにタイトなところがあり,大阪からLinzに飛んだ2日後に,LinzーMunichーParis CDGからTGVで3時間ほど走ってAngersまで行く強行軍.で,到着翌日は9時から仕込み.しかし,今回の公演スケジュール全体は,かなりゆるゆる.
昨年12月に続いての「Monster Project」の公演だが,今度はいよいよ作品のフランス側振付家Emmanuelle Huynhの本拠地CNDCでの公演.CNDCの詳細はまた書くとして,とにかく地元という事もあるのか,客席が100席程度と少ないせいか,公演日7日+1日オフの間に本公演が7回と,地元の小中学生を対象にした課外授業としての作品後半パートの公演が5回の,計なんと12回公演.今回の僕の仕事は,この一ヶ所だけの長期滞在.こう書くと忙しそうだが,一度仕込んでシステムが稼働すれば,僕の日々の作業としてはたかが知れている.CNDCがレジデンス用に持っている,街中のアパートのひとつに滞在しているが,ネットが通じない事を除いては,かなり居心地が良い.ネットは不便だけど,劇場に行けば通じるので,その分ウチではちょろっと料理したり,Macのメンテナンスと整理をしたり,本を読んだり,ワインを飲んだりと,半分休暇に来たような生活.これで季節が良ければ,言う事ないんだけど,残念ながら外は木枯らし冬景色.
写真は,時差ボケの朝5時窓の外,CDG空港TGV乗り場の掲示板,いかにもおフランスなAngersの街遠景とCNDC外観
Savoy cabbage
僕は,個々人のヒトに対しては,わりとうたがり深いところもあるのだけれど,押し並べてヒトの特性というか能力は,そんなに極端な差はあまり無いだろうと信じている.なので,何でも食べる.
まあ,何処に行っても,その土地のヒトが食べている物はという意味だが.ああ,そんなに偉そうな事言っても,極端な悪条件下で生きる為に仕方なく食べているものを,好奇心で食すというのは無理かもしれない...でも,内臓系とか,タガメ(虫)とか蛇とか,羊の脳みそのカレーとか,その土地の文化に育まれたものは,食した事があります.それで,美味しかったものも,ハッキリ言って僕にはまずいとしか思えなかったものもあるけれど,だからといって何ら身体に変調をきたした事はない.
加えて,どうも僕には,ちりちりとした外観のモノが美味しく見える性質があるようで,ドライトマトとかサラミなんかを見ると無条件に涎が出る.
ということで,今朝買い物に行って,芽キャベツかちりめんキャベツか迷ったものの,ちりめんキャベツをひと玉買った.だってちりちりしてるし,生の味を知らなかったので.何でああちりちりしたものは,美味しく見えるのか???
で,すごく苦い.苦いし,硬い.
欲張って外側の方まで使ったからか,もともとそういうモノなのか.美味しいオリーブオイルで,ハムと一緒に炒めても,苦いし少し青臭いし,硬いし...
意地になってトマトソースで煮込んでみても,あまり改善しない.
みんな,どうやって食べているのだ,このちりちりは?
CNDC
CNDCは,Theatre Le Quaiという国立アートセンターの,一部をなしている.
CNDCとOpen Arts,そしてNTA-CDNで,Theatre Le Quaiは構成されている.
Open Artsの事は,ちゃんと説明を聞いていないので,よく分からないが,美術系のオーガナイゼーションな模様.NTA-CDNは,国立の演劇センターで,CNDCはCentre national de dance contemporaine,つまり国立コンテンポラリーダンス振り付けセンター.クリエーションの為のレジデンス施設であり,教育機関であり,発表の場/劇場でもある.
レジデンスに来た人達用のWelcome冊子によると,3つのオーガナイゼーションをあわせたスタッフ数は,写真入りで紹介されていた正規スタッフだけで76名!
先日,ぐるっと全体を案内してもらったんだけど,900席のプロセニアム劇場と,400席の20m角のキューブ状の実験劇場,そしてその400席と同じだけの容積がある,演劇創作用のスタジオとダンス創作用のスタジオがひとつずつ,それに鏡のついたいわゆる練習スタジオが複数ある.
実は,今回Moster Projectを公演しているところは,ダンス創作用のスタジオだ.それでも,100席の客席が常備されていて,そのスタジオの大きさは前述のように20m角程度でタッパもスノコまでが8m.ちなみに,400席劇場は,4方の壁全部にかなり急勾配の客席が収納されていて,平場にも様々な形態の舞台と客席の関係も組める.
しかも,900・400と創作用スタジオは,全て天井スノコが格子になっていて,上を歩いて舞台上も客席上にも自由にアクセスでき,ウインチやバトンを仕込める.900席の劇場は,舞台部のタッパが20m以上あって,ブリッジもバトンも普通以上に完備されていて,しかも上のスノコから何処にでもアクセス可能.しかもスノコ上は,普通に背を伸ばして立って歩ける.
全体的に,奇抜なデザインも目立つものの,スノコの事からもわかるように,舞台機構に関しては,テクニカルの目線に軸足を置いてよく考えられている.例えば,プロセニアム劇場の1階客席奥に,標準以上の広さの操作室があるが,そこと客席の仕切り(大きなガラス窓のついた壁)は,仕切り全体が横にスライドして開き,操作室と客席最後方は,間口3mくらいの開口で段差なく繋がる.古い劇場だと,下手をすると操作室の窓さえ開かないところがあるのに,これは非常に使いやすそう.
観客の目に留まるところだけに,過剰なお金をかけて飾り立てる事しかしない,劇場の仕事を知らないある種の建築家の仕事とは大違いだ.結局,劇場は舞台作品を創る場所でもあるのに,見せる事だけしか考えられない設計者がいるのだ.
ちょうど館内ツアーをしている時は,900席で翌日の演劇公演の明かりあわせ,400席は,たぶん演出家とセットデザイナーが,ドロップを実際に仮吊りしながら打ち合わせ中で,演劇創作用スタジオは,学生がセットを組みつつ実習中.
しかも,CNDCは,Theatre Le Quaiができる前に使っていた市内のスタジオもまだ持っていて,そこでもアメリカから招聘されたダンサーが,創作中.
それで,ダンス創作用スタジオでは,Monster Projectが,前述のように7日間12回公演で,毎回満席.昼の子供たちへの授業公演では,決して子供用に作られた訳ではないダンス作品を,まあ静かにとまでは言えないけれど,小学生たちが笑い感嘆し,時には怖がりながらちゃんと観て,その後出演者達と質問とディスカッションまでして,楽しそうに帰っていく.
Angers市内の人口は,15万7千人.郊外を合わせても27万人.京都の4分の1以下だ.
何でしょね,これがフランスの底力かな.
A Perfect Life by Takao Kawaguchi
みなさん,お元気ですか.
ようやく暖かくなってきたと思ったら,一気に桜が咲きましたね.
僕は,今年は自宅のある京都の桜ではなくて,東京の花を見ています.今週10日の金曜日から始まる,川口隆夫のソロ公演のために東京入りして,もうはや1週間が過ぎました.
南青山の小さなギャラリーでの公演と展示ですが,なかなか贅沢な感じで,劇場とは違った面白さがあります.(詳しくは,下記をご参照下さい.)
まだ少しは席に余裕があるので,皆さまお誘い合わせの上,ぜひ遊びに来て下さい.僕も,全日会場にいます.
この情報も,転送大歓迎.
ではでは,南青山のvoid+でお待ちしています.
藤本隆行/kinsei
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void+より、川口隆夫のパフォーマンス『a perfect life』のお知らせです。
いよいよ今週金曜日から川口隆夫 “a perfect life”が上演開始!
当日券もございますので、皆様お誘い合わせの上お越し下さい。
4月10〜18日まで、川口隆夫 作・出演によるパフォーマンス、『a perfect life』を 上演いたします。
2008年からスタートしたパフォーマンスシリーズ『a perfect life』は、「自分のこ とについて語る」をテーマに、川口自身の身近な出来事を取り上げ、各会場の特徴を 構成の中に取り込んだパフォーマンスです。
初回は昨年5月シカゴのディポール大学学 生会館ロビー、2作目は昨年8月、ベランダから広々とした隅田川を望むギャラリーで 行いました。
そして3作目となる今回は、void+の真っ白い空間にて昔の恋人との関係 をテーマに取り上げます。
ダムタイプの藤本隆行を迎え、LED照明を用いてのインスタ レーション作品の展示とパフォーマンスの2つで展開します。
スペースの関係上、ご予約は各回25名様までの受付です。
ご予約はメールにてお願いいたします。
info@voidplus.jp
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『a perfect life』
installation & performance
私自身について語ろうと思う
普段の生活 身近な出来事 家族や友人たち
私の生活の細部が世界の諸相を映し出す
そのために私はいったい何をどのように
話し始めればいいのだろうか
[今回の perfect life]
恋人と別れて12年という歳月が過ぎた/自分からきっぱりと別れを告げたはずが/それ から一ヶ月間涙が止まらなかった/その彼と過ごした5年間という時間を/今この場所へ とたぐり寄せてみる
とっくに清算したと思っていた昔の恋人との関係が、果たして今のどんな自分を構成 しているのか。少し長い時間をまたいで、当時の二人を知っている人たちへのインタ ビュー、そしてそれを知らないカウンセラー的第三者との対話を通して、暴露と再構 築を試みよう。void+での今回の公演は、隣接する真っ白いキューブ空間でインスタレー ションとパフォーマンスのパラレル・プレゼンテーション。
[日時]
2009.04.10 (金) – 18 (土)
火 – 金: 20:00〜
土: 15:00〜、 20:00〜
日月: 休館
(展示 14:00〜22:00)
[会場・お問合せ]
void+ 東京都港区南青山3-16-14 1F
tel 03 5411 0080
http://www.voidplus.jp/
[チケット]
2500 yen (1ドリンク付)
各回25名限定 要予約
予約 info@voidplus.jp
[キャスト・スタッフ]
作/出演*川口隆夫
照明*藤本隆行
舞台*三津久
宣伝美術*モリデザイン
機材協力*カラーキネティクス・ジャパン株式会社
主催*void+
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[『a perfect life』 軌跡]
CHICAGO 2008.05
シカゴ・ディポール大学にてVol.1。場所は学生会館の吹き抜けロビー。学食や相談窓 口が並び学生の日常機能が詰まっているその中に非日常的なスポットを作ろうと思っ た。天井から大きなスクリーンを吊って映像を写し、観客は床に寝そべり見る。ダン スの癖、うるさい呼吸、苦手な持久走など自分のカラダのことを縦糸、ミシガン湖の 景色を横糸に、学生や教員、アーティストとの恊働を通じて、語り、ダンス、映像、 サウンドで1時間を構成
SUMIDAGAWA 2008.08
首から肩、指へと痛みが走る、アパーフェクト(非完璧)なカラダ。<ギャラリーマキ> のベランダから望む広々とした隅田川の流れ。その空間を小さなカラダと小さなギャ ラリーの中へ引き込みたいと思った。まずはジョギングへ。ギャラリーで待つ観客は 携帯につながったPCから実況中継を聞く。到着し横たわったカラダの汗で床に隅田川 の地図ができる。痛みの筋を追うように、走った隅田川沿いの経路をカラダでなぞる。 その水は、同じ痛みを煩う母やマッサージの先生の話から、水乞いをする旅人の話を 辿って、隅田川から地球の中心を通り、イグアスの滝へと流れて行く
次回『a perfect life』
2009. 08 東京・日暮里
[川口隆夫の今後の予定]
2009. 05 リサーチクリエーション『ReAction』 東京・森下スタジオ
2009. 06 レジデンス<Pointe to Point>リスボン
2009. 08 『trueー本当のこと』 東京
2009. 09-11 『true—本当のこと』EU &ブラジルツアー
2009. 11-12 ダムタイプ『ヴォヤージュ』EUツアー
2010. 01 コラボレーション with Dick Wong +今泉浩一
void+ presents “a perfect life” by Takao Kawaguchi from April 10th 18th, 2009.
“a perfect life” is an on going series of performance Kawaguchi has created with collaging text, films sounds and dance, and each version of this series he tells different episode based on his private experiences. Kawaguchi will assemble an installation work and performance using catwalk like stage build inside void+,Takayuki Fujimoto from Dumb Type will be collaborating on lighting design.
RSV- mail only: info@voidplus.jp
Choreographed and Performed * Takao Kawaguchi Lighting Design * Takayuki Fujimoto Stage * Hisashi Mitsu Flier Design *Mori Design Lighting Instrument Support *Color Kinetics Japan Inc.
Organized *void+
April 10th (Fri)-18th (Sat) *Closed on Mon&Sun
Installation(Free)14:00-22:00
Performance(\2,500 w/one drink) Tue, Wed, Thu, Fri. 20:00- Sat 15:00-, 20:00-
RSV:info@voidplus.jp* seat limit 25 each performance Venue
void+ 3-16-14-1F Minamiaoyama, Minato-ku, Tokyo 107-0062
Contact
void+
03 5411 0080
info@voidplus.jp
Takao Kawaguchi
A performer and choreographer based in Tokyo. From 1991 to 1995 he, together with Atsuko Yoshifuku, ran the independent dance group, ATA Dance.
In 1996, he joined the Japanese multimedia performance company Dumb Type and participated in OR, memorandum and Voyage. He has also been active in independent solo projects since 2000. His recent works, characterized by collaborations with sound/visual artists who uniquely combine and synchronize the elements of light and sound, include Di Que No Ves (Say You Don’t See) (2003), D.D.D. -How many more times will my heart beat before it
stops?- (2004), Tablemind (2006) and Good Luck (2008). Currently, Kawaguchi is also involved in other projects including true – a new light, sound and dance performance, a collaboration with Japanese contemporary dancer/choreographer Tsuyoshi Shirai and Dumb Type’s lighting designer Taklayuki Fujimoto using the new LED lighting technology. Kawaguchi is also working on his solo, site-specific performance series A Perfect Lifewhich began last year in Chicago in May 2008, and continued in Tokyo on the Sumida River, in August 2008. Next Perfect Life will be in August 2009, in Nippori, Tokyo.
Apart from the performing arts, Takao Kawaguchi was the director of the Tokyo International Lesbian and Gay Film Festival from 1995 to 99. in 2003, he translated into Japanese UK’s openly gay experimental filmmaker Derek Jarman’s essay on colors Chroma which he wrote just before he died of AIDS in 1994.
What is cold?
インフルエンザと風邪の区別もちゃんとつかない僕だが,今回の豚インフルの騒ぎは,この機に乗じた世界レベルの情報収集検証のような気がする.
亡くなった人は気の毒だと思うが,それほどの死者数はまだ出ていない.
でも,いつ強毒性のウィルスに変わるかもしれないという恐怖心を煽って(その可能性は確かに有るとは思うけど),感染者のトレースが公開で詳細に行われている.
その基本的な動機が,悪意によるものなのか善意なのか,そのないまぜなのか見当もつかないけれど,こんなに詳細に,世界の一地点から発生したものが,現状でいかに広がって行くかを調査した事があっただろうか?
Refined Colors at Mastumoto on YouTube
理由があって,Refined Colorsのなるべく新しい公演の映像が必要になった.
07年11月に松本市で公演した時の映像が,いま残っている最新のもので,それをYCAMの丸尾君に編集してもらったものが手元にあった.
その音声データを置き直して,10分弱に切り貼りしたものをYouTubeにあげました.
>
このRefined Colorsから,path,true,lostと続いていくわけです.
おかげさまで,trueは今年の夏から秋にかけて,東京公演を皮切りにヨーロッパ5都市とブラジル3都市を廻る予定です.
その辺りの詳細は,またのちほど.
at Shinsaibashi east, Osaka
こんなのがあります.
お近くにいらっしゃるならぜひ!
僕としても,作品に対する批評をあまり聴く機会がないので,楽しみです.
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2009-06-29 ■[セミネール]「現代日本演劇・ダンスの系譜vol.10 ダンス編・ダムタイプその後」セミネールin東心斎橋
VOL.10[藤本隆行×川口隆夫×白井剛 ダムタイプの系譜を継ぐメディアアートとダンスの最前線]
講師・中西理(演劇舞踊評論)
東心斎橋のBAR&ギャラリーを会場に作品・作家への独断も交えたレクチャー(解説)とミニシアター級の大画面のDVD映像で演劇とダンスを楽しんでもらおうというセミネール「現代日本演劇・ダンスの系譜」の第10回の日時が決まりました。
これまで第1回目のチェルフィッチュを皮切りにニブロール、青年団、イデビアン・クルー、弘前劇場、レニ・バッソ、五反田団、珍しいキノコ舞踊団、ポツドールと隔月で今もっとも注目の演劇・ダンスの集団(作家)を選んで紹介してきました。
今回は今夏に東京で再演が予定されている白井剛(発条ト)出演の「true/本当のこと」をはじめ、ダムタイプの主要メンバーの1人でもある照明家の藤本隆行を中心にコンテンポラリーダンスの第一線で活躍する白井や坂本公成(Monochrome circus)らとのコラボレーションによるダンス作品を紹介してきたいと思っています。
さらにダムタイプのそのほかのメンバーらの最近の活動の一端も紹介していきたいと思います。
【日時】2009年6月29日(月)p.m.7:30〜
【場所】〔FINNEGANS WAKE〕1+1 にて
【料金】¥1500[1ドリンク付] (※学生¥1200・1ドリンク付)
※[予約優先] 定員20人ほどのスペースなので、出来るだけ予約をお願い致します。当日飛び込みも満席でなければ可能ですが、+300円となります。なお、満席の場合お断りすることもあります。
【予約・お問い合わせ】 ●メール fw1212+yoyaku.090629@gmail.com お名前 人数 お客様のE-MAIL お客様のTEL お客様の住所をご記入のうえ、 上記アドレスまでお申し込み下さい。
●(電話での予約・問い合わせ)
06-6251-9988 PM8:00〜 〔FINNEGANS WAKE]1+1 まで。
▼web:fw1plus1.info
Bridge Gallery & Bar 〔FINNEGANS WAKE〕1+1
大阪市中央区東心斎橋1-6-31 リードプラザ心斎橋5F
(東心斎橋、清水通り。南警察署2軒西へ)
■「現代日本演劇・ダンスの系譜」/セミネールin東心斎橋 :中西理
●レクチャー(講義)と大型モニターによるDVD・ビデオなどによる作品上映を組み合わせて、日本のパフォーミングアーツ(現代演劇、コンテンポラリーダンス)の紹介をしていこうという連続企画・セミネールin東心斎橋「現代日本演劇・ダンスの系譜」を大阪・東心斎橋のBridge Gallery & Bar 〔FINNEGANS WAKE〕1+1 (大阪市中央区東心斎橋1-6-31 リードプラザ心斎橋5F 06-6251-9988)で開催します。
●隔月で「演劇編」「コンテンポラリーダンス編」と題して、それぞれの分野での注目のアーティストを取り上げていく予定。今後取り上げたいと考えているアーティスト(劇団)としては「演劇編」がクロムモリブデン、デス電所、ヨーロッパ企画、シベリア少女鉄道、マレビトの会、上海太郎舞踏公司、ポツドール、少年王者舘、維新派、ク・ナウカ、トリのマーク……。
●「ダンス編」は珍しいキノコ舞踊団、Monochrome circus、CRUSTACEA、レニ・バッソ、金森穣、ヤザキタケシ、山下残、きたまり、砂連尾理+寺田みさこ……、といったラインナップを考えています。
●それについては実際のレクチャーと並行して当サイトでも実際のレクチャーのWEB版の作成なども考えています。第一回チェルフィッチュがすでにアップしてありますが、なにぶん作業量が膨大なものになりそうなので、引き続き原稿起こしなど手伝ってもいいですよという人がいれば募集していますのでBXL02200@nifty.ne.jpまでお願いいたします。 (中西理)