Shiga Theater

30日朝に帰国して,その夜に京都芸術センターへ.
キュピキュピの石橋君が美術を担当した「きりしとほろ上人伝」は,その舞台美術と全体の進行役である女義太夫の謡語りが素晴らしかった.でも話の内容は箸にも棒にもかからない.いくら原作が芥川だといっても,こんな時代にキリスト教の布教寓話を文楽・浄瑠璃・狂言絡みで作るという設定が,どういうつもりなのか理解に苦しむ.(といいつつ,そこでちょいと仕事をしていたわけだが...)
10月1日は,子供とすごす.すごくよく喋るようになっている.話し相手に,自分の欲求なり感情を理解してもらおうという姿勢で,彼女なりに理論を展開してきて,とても面白い.
10月2日,朝から滋賀会館で,Refined Colorsワークショップと公演の仕込み開始.
自宅から40分弱の通勤になるので,時差ボケの体にはきつい.しかし,昔からお世話になっている舞台屋さんのBさんや,ダムの若手がスタッフとしてかかわってくれているので,仕事はやりやすい.プランを立てていた図面と現場の寸法が違ったり,現場で考えようと後回しにしたまま忘れていた事など色々あったにもかかわらず,満足のいくセットが建つ.
PAも,ダムでオペレートしてもらっているFさんに手配してもらって,D&Bのパワフルなものを入れてもらった.今回わざわざ,通常のsubwooferよりさらに低音に特化したB2-SUBsを持ってきてくれはったので,広い会場にもかかわらずM鍋氏も満足するだろう,かなりの低音が出ている.
http://www.dmaudio.co.uk/b2.html
しかし,どうやらチケットの売れ行きが悪いようで,担当者が頭を抱えている.予算的な事もあるだろうけれど,それより結構な広さの会場なので,かなりがんばらないとぽつぽつとしか席が埋まって見えないのがつらい.
せっかくこれだけ時間もお金もかけてやるんだから,大勢の人に観てもらいたいなあ.
皆さん,大津はそんなに遠くないですよ.
そしてそして,ワークショップもまだまだ空きがあります.
http://cgi.shiga-bunshin.or.jp/shiga/event-syosai.php?number=1708
実際の舞台を使って,monochromeダンサーズのインストラクターも付いて,D&BのパワフルPAで自分の好きな音を鳴らして,しかも簡単に望むようにLED照明で色と光を操り,その中で踊るというこの企画.3日間で2000円という,破れかぶれな料金設定が,あまりにも安すぎたか?
希有な体験が出来るんですが...
というわけで,今日も滋賀に通います.
いや,ほんと,思ってるより近いです.

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