Tokyo-Yamaguchi-Singapore

Setup_2Riverside
人前で話すのはかなり苦手で,まともな挨拶も満足にできない.どうもそういうのって,嘘臭く思えるのだ.
嘘も方便,必要なら嘘にならない程度に大げさに...という状況も十分に有りだと思うのだけれど,さて己がやるとなるとどうもいけない.でも,そういう機会がだんだん増えてきて,少々話せるようになったかと思ってたんだけど,6日の東京芸術見本市でのプレゼンは,あまりうまく話せなかった.
最初は物珍しさで使ったLEDだが,使ううちに色々可能性が見えてきて,その一部は,舞台表現に留まらないように思っているのだが,どうもそこまで話を持って行けなかった.
どうせ人前で話さなければいけないのなら,もう少しちゃんと思っている事を伝えられるテクニックを身に付けなけりゃなぁと反省.
6日夜から始まったRCワークショップは,とても刺激的だった.
毎回各地で驚かされる事が有るが,今回は特に,僕の思いもかけないアプローチが多かった.
ColorWaveを作っていただいたプログラマー本人まで,参加して下さって,WS中に漏れ聞こえるアプリケーションに対する様々な要望が,翌日には反映しアップデートされるという,かなり贅沢な状況.RCやpathの制作時に,タマさん開発チームに山口まで来てもらった時と同じような,愉快な環境でした.
これまでも何度かおこなってきたWSと何が違ったのかと考えると,今回の参加者の方が,個々人の自分の舞台に関するイメージが,はっきりしていたように思う.そのバリエーションが,とっても面白かった.なお,9日のトライアルの順番は下記の通り.
01_nekomimi
02_shirotama
03_oshima
04_ruby
05_ichiri
06_takao
07_shirotama/motohara
08_so sakai
09_izuru
10_mochimoto
11_trail yama2
12_さぐりあい
皆さま,ゴクロウサマでした.
この6日から9日までの間も,見本市に加えて別のミーティングなんかも入って,一日中都内をウロウロ,おかげで東京の地下鉄に少し詳しくなった.
そして,9日夜のWS打ち上げで,かなり開放されたものの,強欲にも翌日山口YCAMでの高谷と坂本さんのインスタレーションLIFEのオープニングに顔を出すと決めていたので,10日朝はドキドキしながら早朝に目覚める.麻布十番から,生まれて初めて羽田空港へ行き,昼に山口宇部空港へ向かう飛行機に乗ったら,何だか顔見知りが一杯.東京でだって,こんなに皆さん顔を揃えないでしょう,という面子がみんな山口へ向かっている...その期待に背く事のない,美しい作品でした.
皆さん,機会があったら5月28日までに是非YCAMへ.
坂本龍一+高谷史郎 “LIFE – fluid, invisible, inaudible …”
http://rsst.ycam.jp
翌日11日は,早朝にYCAMのAsさんに新山口駅まで送っていただいて,のぞみーはるかと乗り継いで関空からシンガポールへ.
12日からは怒濤の仕込み.
朝9時に現場に入って,夜中過ぎに宿に帰る毎日.
6面のスクリーンを吊って,床面打ちまで含めて7台のビデオプロジェクターとLED照明+通常の舞台照明を仕込み,ミュージシャンのステージと観客席用のプラットフォームも設置.
スクリーンもプラットフォームも,専門の業者が入っていて,ちゃんと仕事をしてくれるのはいいが,現場の状況にはお構いなし.こっちが,どんなにバタバタしていても,運んできたものはとにかく現場に搬入してくる.まあ,そりゃ当たり前の事ですが...
で,16日4日目に至も,まだ仕込みは完了してません.
ああ眠い...楽しいけれど,大丈夫か?僕の人生...と家族...
写真は,仕込み風景と,TheatreWorkからすぐ近くのお洒落エリアの風景.ごっつ未来的だけどここいらでは日常的な風景.

3 Replies to “Tokyo-Yamaguchi-Singapore”

  1. どうもです.T氏との稽古って,もう始まってるんでしたっけ?どうですか.

  2. この前T氏のホームパーティーに行ってきました。スタジオワークが終わってからだったのでもう23時くらいでしたけど、まだ人がいて楽しかった。彼のオリジナルドリンクを飲ませてもらいました。そういえば、見本市のあった週は毎晩一緒に飲んでましたね。
    さて、本題。稽古とかはまだですが、4月入ってすぐに顔合わせみたいなことからはじめていこうと思います。
    因みに今森下スタジオ。今日は全館僕らが借り切ってるので無線環境を作ってます。

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